10月18日に発表された財務省「貿易統計」によれば、9月の日本の通関輸出金額は22ヵ月ぶりに前年に比べて減少しました。新聞報道では、台風21号で関西国際空港が一時閉鎖されたことや、北海道の地震などの自然災害の影響が指摘されています。確かに、地域別でみても商品別でみても、おしなべて減少しているので、その影響は少なくないのでしょう。
ただ、地域別でみると気になる動きがあります。8月から9月にかけての地域別の寄与度の変化は下記の通りです。
中国を除くアジア 1.5ポイント→0.8ポイント(0.7ポイント低下)
中国 2.3ポイント→▲0.3ポイント(2.6ポイント低下)
米国 1.0ポイント→0.0ポイント(1.0ポイント低下)
EU 0.8ポイント→▲0.5ポイント(1.3ポイント低下)
その他地域 1.0ポイント→▲1.2ポイント(2.2ポイント低下)
日本の通関輸出金額は、8月の6.6%増から9月の1.2%減へ、7.8ポイント低下しました。この低下に一番寄与したのは中国ですが、2番目はその他地域です。
その他地域の主だった国を確認すると、以下の通り。
カナダ ▲0.1ポイント→▲0.2ポイント(0.1ポイント低下)
メキシコ 0.5ポイント→▲0.1ポイント(0.6ポイント低下)
ロシア 1.0ポイント→0.0ポイント(1.0ポイント低下)
中東 0.6ポイント→▲0.9ポイント(1.5ポイント低下)
カナダやメキシコは、米国とのNAFTA見直しの影響なども出ているのでしょうが、ロシアや中東で何が起きているのでしょうか?
10月の貿易統計に要注目です。
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