2024.04.25 05:11ホームページを移管いたしましたAbema Owndの無料サービスの縮小に伴い、ホームページを以下に移管いたしました。今後は下記のリンクをご覧いただければ幸いに存じます。https://sites.google.com/view/todobuono/
2024.04.14 06:06論文等のリストは下記のページをご覧ください2024年4月15日からAbema.owndの無料ホームページサービスの内容が改定され、無料で表示できるページ数は、3ページまでとなりました。学術論文、その他論文のリストについてはResearchmapをご覧ください(下記のリンク)https://researchmap.jp/buono東京財団政策研究所における研究成果は下記のリンクをご覧ください。https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=3839
2018.12.10 01:57大きく下方修正された16年のGDP本日、内閣府が公表した、2018年7~9月期の四半期別国内総生産(GDP)の第2次速報。「法人企業統計調査」(財務省)の情報を織り込んで、7~9月期の実質GDP成長率が年率マイナス2.5%に下方修正(改定前はマイナス1.2%)されたことが注目されています。 一方、2015~17年のGDPがひそかに下方修正されたことはあまり気が付かれていないでしょう。速報段階では得られない、詳細な調査に基づく経済統計の情報が反映されたためです。 以前から、第1次年次推計(以前は確報と呼ばれていた)、今回は2017年、は改定が大きかったですが、昨年からは第2次年次推計(以前は確々報と呼ばれていた)の改定幅も大きくなっています。今回は、17年の下方修正...
2018.11.14 00:53雇用者報酬は下方修正されたが本日公表された2018年7~9月期の四半期別GDP(1次速報)では、2018年に入ってからの雇用者報酬が下方修正された。前年同期比でみると、2018年1~3月 改定前 3.1% → 改定後 2.7%2018年4~6月 改定前 4.1% → 改定後 3.4%毎月勤労統計調査のバイアスを修正したためだが、相変わらず労働分配率の上昇傾向に変わりはない。本来の労働分配率は「雇用者報酬÷国民所得」だが、国民所得は年次推計でないと公表されない。そこで、国民所得に、固定資本減耗と間接税を加えた国民総所得(GNI)でグラフを描いてみると、上昇傾向が確認できる。一方、法人企業統計年報では2017年度まで労働分配率の低下が続いている。今年末には、2017年分の年次推計が公...
2018.11.07 13:102017年への生産拡大は思ったより緩やかだった本日(11月7日)、2015年基準に改定された鉱工業生産指数の2017年12月までの実績値が公表されました。2016年への落ち込みがなくなり(旧基準は前年比▲0.1%、新基準は同0.0%)、2017年への生産拡大が緩やかになった(旧基準は前年比4.4%、新基準は同3.1%)。この要因は2つ考えられる。第1は、2017年にかけて急拡大した「電子部品・デバイス工業」の鉱工業生産全体に占めるウエートの低下。鉱工業生産指数は、産業別の指数を、日本全体の付加価値に占める各産業のウエートを用いて加重平均して算出している。逆に、生産変動が小さく、ほぼ横ばい推移の「食料品・たばこ工業」のウエートが上昇したこともこの動きに寄与している。第2は、2016年にかけての「電子...
2018.10.31 14:04自然災害が原因か?今後発表される9月の生産確報に注目!本日発表された9月の鉱工業生産は前月比▲1.1%の比較的大幅な低下でした。鉱工業出荷は▲3.0%だったので、関西空港の一時停止、北海道の震災などの自然災害が原因として語られてました。ただ、四半期ベースで出荷―在庫バランスを確認すると、今年に入ってからマイナス近傍(在庫の伸びが出荷の伸びを上回る)が続いていて、生産の伸び(前年同期比)も減速傾向です。9月のマイナスが自然災害だけで説明可能なのか、疑問が残ります。なお、鉱工業生産指数は11月14日に公表予定の9月確報から、2015年基準に基準改定します。産業別のウエートなどが変わるので、生産指数の動きも変わります。新基準でも同様な動きが確認できるのか注目です。今日の日経平均株価は463円17銭高と急騰しまし...
2018.10.20 01:239月の輸出減、陰の主役は「その他地域」?10月18日に発表された財務省「貿易統計」によれば、9月の日本の通関輸出金額は22ヵ月ぶりに前年に比べて減少しました。新聞報道では、台風21号で関西国際空港が一時閉鎖されたことや、北海道の地震などの自然災害の影響が指摘されています。確かに、地域別でみても商品別でみても、おしなべて減少しているので、その影響は少なくないのでしょう。ただ、地域別でみると気になる動きがあります。8月から9月にかけての地域別の寄与度の変化は下記の通りです。中国を除くアジア 1.5ポイント→0.8ポイント(0.7ポイント低下)中国 2.3ポイント→▲0.3ポイント(2.6ポイント低下)米国 1.0ポイント→0.0ポイント(1.0ポイント低下)EU ...
2018.10.15 13:07三度目の正直?「今回は違う」のか?2018年10月15日午後の臨時閣議で、2019年10月から消費税率を予定通りに10%に引き上げることを決めた。1)当初、10%への引き上げは15年10月の予定だった。2)しかし、安倍首相は14年11月に、「18%への増税時に駆け込み需要の反動で消費が落ち込んだことを踏まえ」、17年4月への延期を表明3)さらに、16年6月には「新興国経済の落ち込みなどで世界経済が危機に陥るリスクを回避するため」に19年10月への延期を表明世界経済のきな臭さは16年より強い気がしますが、三度目の正直になるのでしょうかね?
2018.10.07 06:26軽減税率は必要か?消費税率10%への引き上げを1年後に控え、それと同時に導入される軽減税率の話題が多くなってきた。10月4日の日経夕刊では、店内飲食の禁止を条件に、コンビニで販売される食品に軽減税率を導入する方針が報じられたが、現実的に店内飲食の防止ができるか疑問も出ている。そもそも、軽減税率は必要なのか、また、低所得者対策になるのか?2017年の「家計調査年報」における年間収入階級別1世帯あたりの1ヵ月の支出額データを用いて考えてみよう。世帯人数2人以上の世帯で、食料への支出額は1ヵ月平均で7万2866円。ここから、軽減税率の対象にならない外食(同1万1902円)、酒類(同3138円)を除くと5万7826円。これに軽減税率分の2%を掛けると1157円。年間で1万387...
2018.09.14 09:20利益はそんなに増えてるの?香港に遊びに行っていた間に発表された「法人企業統計年報」が話題になってます。内部留保が6年連続で過去最高を記録したとか、それに比べて賃上げが渋いので労働分配率の低下が続いているとか。しかし、一方で人手不足を背景に人件費負担が重くなって利益が減っているというニュースなども耳にするし、GDP統計でみた労働分配率(雇用者報酬÷国民所得(要素費用表示))も上昇しつつある。毎月おなじみの連載のネタ探しに、データを掘ってみました。以下の3つを比較しました。・法人企業統計年報ベースの「税引き前当期純利益」(金融業・保険業を除く)・税務統計ベースの「法人所得」(法定事業年度分の課税状況に出ている所得金額)・GDP統計ベースの「民間法人企業の第1次所得バランス」法人企業...
2018.09.08 09:11香港旅行メモ(その3 食事)香港に行って驚いたのは、日本の外食チェーンのお店が多いことでした。吉野家は至るところにありますし、ショッピングセンター内の店も日本のチェーンが多くありました。また、日本のインスタントラーメンの麺が好まれていて、レストランのメニューに「出前一丁の麺」とわざわざ表記までされていました(驚)。その中で最も印象に残ったのが、旅行3日目(9月4日)の晩御飯で訪れた佳家菜でした。九龍地区を一日ぶらぶらした後、Google Mapでたまたま見つけただけだったのですが(笑)。広東料理の優しい味付けで、エビのトマトソース煮は、エビがぷりぷりしていて満足でした。最後のスープ(?)は頼んでいないけど出てきました。他のテーブルでも出ていたので、締めに必ず提供されるようです。